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『BURNING BANNERS』(COMPASS GAMES)を対戦する【2戦目】【1/2】シナリオ17「不死の王妃」

 

ハイファンタジー世界を舞台にしたマルチプレイヤーゲーム「BURNING BANNERS」(COMPASS GAMES)を対戦しました。今回は4人シナリオとしてシナリオ17「不死の王妃」、「東方帝国」を担当しています。

 

 

 

 

 

事前情報

シナリオに登場する種族(4種族)

<善>

オースボーン(ドワーフ)

  • 税収以外に鉱山から収入を得ることができるため裕福
  • 軍勢ユニットは頑強。
    最強の<ストームジャイアント>は他種族の軍勢ユニットと比べても最強*1。その巨大さから<街>のヘックスに入っただけで<街>を破壊してしまう*2
  • 山岳ヘックスでの行動が得意

フィヨルドランド(人類)

  • 追加的に海上移動アクションが可能
  • 森林ヘックスでの活動が得意

<悪>

闇の軍勢(魔物)

  • 動員できる軍勢ユニットには、ネズミや狼といった使い魔、ゾンビなど特殊な性能をもったものが多い
  • 勢力圏外の<街>に<集会所>を設置することができ、支配状況を覆すことが可能
  • 敵ユニットを操ることができる<奴隷化>魔法は最凶

東方帝国(人類)

  • ビザンチン帝国から材をとった封建制軍事国家
  • 今シナリオでは、初期状態での封土が広く収入が他勢力より大きい
  • 内政が不安定のため毎ターン叛乱チェックが必要。鎮圧するまで税収が減る
  • 叛乱の規模が大きくなると国家崩壊する

 

前記事では登場する6つの種族の善悪の属性は決まっていると書きましたが正しくなかったようで、今回のシナリオに登場する「東方帝国」は<悪>属性として「闇の軍勢」側として登場します。シナリオのバックストーリーとして、<東方帝国>の王妃が悪鬼に取り憑かれ王を殺し<悪>属性側についたと説明されています。このため「東方帝国」の<英雄>のひとりである、<王女ソフィア>は幽閉されているため登場しません。

 

東方帝国の軍勢

「東方帝国」のプレイヤーマット
他種族と異なり飛行能力、隠密能力*3、巨人や使い魔といった異型・異能を持つ軍勢ユニットがありません*4
左上の歩兵Akritaiはビザンティン朝の国境守備兵の名称です。動員コストが安価で数多く動員可能なため重宝するものの、1ステップのため、耐久力の点で問題があります*5

 

登場勢力の勢力圏図

初期状態での各勢力の勢力圏を、支配している<街><港><城塞都市>などから判断して記載しています。「闇の軍勢」だけは初期状態で支配している<街>は決まってなく、中立状態の<街>2か所を任意に選びスタート位置とします。

赤い星印が勝利条件である攻略対象の<城塞都市>です。相手勢力の<城塞都市>のどれかひとつを陥落させたところでゲームは即終了となります。*6

黒のリボン印は、宝物を有するモンスターの棲家で、討伐することにより褒賞と宝物を獲得することができますが、その強弱は概して強いのですが、ランダムに決まります。

 

地図の見方

さてここからゲームの展開を説明するにあたって、わかりやすいようにマップ全体を3分割して、「西海方面」「内海方面」「火の山方面」に分けて説明します。

各勢力の色は次の通りになっています。

オースボーン(灰色)

フィヨルドランド(青色)

闇の軍勢(赤色)

東方帝国(紫色)

 

プレイ

初期配置‐序盤

シナリオによりプレイ順は決まっており、今回のシナリオでは「東方帝国」が第1プレイヤーとなります。

「東方帝国」は他勢力への攻撃ではなく、モンスター討伐、さらに領内の軍勢ユニット未配備の<街>への配備を実施します。
モンスター討伐で登場するモンスターとしてはランダムにモンスターを表すチットが引かれるため、その強弱もランダムです。討伐に成功すると、その強さに応じた報奨金と<宝物>カードを1枚獲得します。

スタート時点で支配する<街>が多く収入が多い「東方帝国」はこの討伐モンスターからの報奨金を臨時収入とし、軍勢や英雄の動員を行うことで軍事力で他国との差を拡大させます。

 

【西海方面】序盤:<アウレリアナ>の攻防

フィヨルドランド」はマップ左上の島嶼部にあった「東方帝国」の<街>を陥落させます。さらに「東方帝国」の主力がモンスター討伐で出払っている隙を狙い、北岸から上陸した軍勢ユニットが「東方帝国」の<城塞都市 アウレリアナ>を急襲しました。「フィヨルドランド」の軍勢は移動力が遅い<攻城兵器>も伴っているなど、<アウレリアナ>を落とす気マンマンです。
実際に戦闘に入ろうとした段階で、<アウレリアナ>が港の機能を持った「港湾都市」であること発覚し1ヘックス分隣接するだけでは「包囲」状態にならないことが判明しました。
*7
次のターン、「東方帝国」は<アウレリアナ>で動員した軍勢ユニットに加え、付近の軍勢ユニットを集結させることで、「フィヨルドランド」の南侵軍を向かい討ちます。
その後、「東方帝国」は<アウレリアナ>の他、付近の<街>から急遽動員した軍勢や<城塞都市 プラシディア>からの増援により「フィヨルドランド」の侵攻軍を追い払うことに成功します。「フィヨルドランド」は森林ヘックス内で有利という種族特性を活かし、しばらく活動を継続したのでした。

 

【内海方面】序盤: 難攻不落の港湾都市<タロンシールド>

 オースボーンの城塞都市のひとつ<タロンシールド港>は大河の三角州の河口に位置し、地続きの陸上ヘックスは自勢力の<バルキル砦>*8と残る2ヘックスも湿地と大河で囲まれているという要害の地となっています。通常の軍勢でここを攻めるには、湿地による地形効果に大河を越えた河川超えの効果と地形効果が適用されるため、攻めるに難しい場所になっていました。

「闇の軍勢」は、内海の対岸にあった<街>に<集会所>を設置すると、配下で最下級の軍勢ユニットである<ネズミ>を湧かせます。
内海の西岸、海岸沿いに4ユニットほど、また対岸に1ユニット写っている赤いライン(「闇の軍勢」)の黒黒としたイラストが描かれたユニットが<ネズミ>ユニットです。
<ネズミ>ユニットは1ステップしかないため耐久力はなく、移動能力も低いのですが、戦闘になると<隠密>能力があるため、先制攻撃が可能なこと、さらには攻撃力も黒1個ということで1D8で攻撃可能なため、半分の確率で相手に損害を与えることができるという相手からするといやらしく、厄介な性能を持っています(しかも動員コストが安い)。

 

【火の山方面】序盤:「東方帝国」とオースボーンの角逐

オースボーンの<城塞都市 ドラケンホールド>と東方帝国の<プラシディア>とは写真で見てわかるようにかなり近い場所に位置します。

(つづく)

 

 

 

*1:それ故、前回プレイ時は登場するなり<闇の軍勢>から<奴隷化>魔法を掛けられ、コントロールを奪われてしまった

*2:破壊した<街>から税収は得ることはできなくなる

*3:<待ち伏せ>攻撃が可能

*4:英雄ユニットは魔法や固有の特殊能力を使うことはできる

*5:今回のプレイの中でも後半その脆弱性が問題となった

*6:オースボーン2か所(ドラケンホールド、タロンシールド港)、東方帝国2か所(プラシディア、アウレリアナ)、フィヨルドランド1か所(ヴァイケンジンガー要塞)が登場します

*7:本ゲームでの包囲に関するルールは変わっているため注意が必要です。

<包囲の成立条件>

通常のウォーゲームの中で「包囲」というと、ZOC(支配地域:Zone of Control)で、身動きができなくなったり、どこにも補給線をつなげることができずに補給切れと処理されることを指しますが、本作での「包囲」とは、敵支配下にある<街>ヘックスに対して、1ヘックスでも友軍ユニットが隣接したところで対象となる<街>を包囲した、とされます。<港>の場合は、「包囲」状態にさせるには、軍勢ユニットを2ヘックス隣接する必要があります。

<包囲の効果>

<街><港><都市>では動員した軍勢ユニットを配置することができるのですが、その<街><港><都市>が「包囲」されると、動員配置が不可能になります。

*8:「砦」ヘックスは、防御効果が高い