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TVドラマ・映画

【まとめ記事】大河ドラマ「太平記」

「太平記」は1991年に放映された大河ドラマで吉川英治原作の「私本太平記」を下敷きに構成された作品です。主演は真田広之。2022年の「鎌倉殿の13人」が鎌倉幕府と北条氏の勃興を描いたとすると、本作の前半では北条氏の滅亡に至る物語が語られます。

「JOHN CARTER WARLOAD OF MARS」(SPI)を対戦する【準備編】(1)- 「ジョン・カーター」を観る!

かつてSPI社から発売されていた「JOHN CARTER WARLORD OF MARS(火星の大元帥ジョン・カーター)」のプレイを計画中なのですが、プレイに先立って10年前に上映されて史上最大の赤字映画といわれているディズニー配給の映画を見ましたよ。

大河ドラマ「太平記」30話「悲劇の皇子」:誰が護良親王を殺させたのか?

護良親王は失脚して鎌倉に幽閉された。北条残党と持明院統の公家による後醍醐帝暗殺の企てが露呈し失敗するが、それは始まりにすぎなかった。信濃に起こった中先代の乱は燎原の火となり鎌倉に迫る。足利尊氏は乱を鎮めるべく征夷大将軍の宣下を求め参代する…

「DUNE」を対戦する[前段]プレイ前に原作小説や映画の話とか

アメリカのSF作家フランク・ハーバート原作「デューン/砂の惑星」を題材にしたマルチゲームを対戦することになりました。 原作小説は古いSFファン、ハヤカワSF文庫フリークであれば知らない人はいないのではないかと思います。早川書房より「砂の惑星」シリ…

大河ドラマ「太平記」29話「大塔宮逮捕」:後醍醐帝はなぜ実子である護良親王を切ったのか?

足利尊氏と護良親王の両派閥間の対立が深刻になり、両派は軍勢を都内に集め始める。一触即発状態の都に、椿事が起きる。楠木正成の妻子一行が上京し道に迷った挙げ句に足利の陣に迷い込んできたのだ。尊氏はこれを好機に、都を戦火に巻き込まない様にと、楠…

大河ドラマ「太平記」28話「開戦前夜」:宮廷政治の洗礼、後醍醐帝への直言対決。さらには護良親王一派の暴走・・

”近頃都に流行るもの、夜討、強盗、にせ綸旨、召人、早馬、虚騒動・・”と二条河原の落首に唄われたように新政は6ヶ月にて早くも綻びを見せ始める。外憂すら派閥争いの材としか見ない宮廷政治、武家対公家の対立を煽る一派などの中で尊氏は信念を通していける…

大河ドラマ「太平記」27話「公家か武家か」:なぜ足利尊氏は後醍醐帝の新政を見限ることになったのか・・これがこのドラマが次に描いていくテーマ

折から奥州で起こった北条残党の乱の鎮圧には武家ではなく公家である北畠顕家が皇子の一人を奉じて派遣されたことは、武家の間で議論を巻き起こします。 尊氏は「武家の頭領」を承けたという思いから京都の再建のため武家を集めた評議を開きますが、各派意見…

大河ドラマ「太平記」26話「恩賞の波紋」:新政建立の恩賞の沙汰が下り、各人の悲喜こもごもが描かれる

鎌倉幕府の打倒と新政の建立への功についての恩賞の沙汰が下るが、恩賞の配分に偏りがあるなど問題を抱え波紋を呼ぶ。恩賞に一喜一憂する人々の各人各様が描かれ、今後のストーリー上の多くの伏線が張られたエピソードとなった。

大河ドラマ「太平記」25話「足利尊氏」:高氏と義貞、実際に会ってみるとわだかまりは解けたように思えたが・・

大塔宮派と足利党との対立は、強盗として捕らえた大塔宮派の僧らを足利直義が処刑したことで決定的となる。 後醍醐帝は北畠親房、佐々木道誉などを使い両者のとりなしを行うが、その夜、高氏は高氏の暗殺を謀る一団に襲われ寸でのところで楠木正成に救われた…

大河ドラマ「太平記」24話「新政」:腐臭を放つ人々が新政に集い始め、”美しい世”は早くも腐り始める・・

新政府にあたって護良親王は足利高氏の存在を「第2の北条氏」と危険視する。北畠親房は護良親王に、足利高氏と対向させるべく新田義貞を使え、と献策する。一方、後醍醐帝の愛妾阿野廉子は自分の子を皇統とするべく、護良親王の追い落としを図る。ここに新政…

大河ドラマ「太平記」23話「凱旋」:共通の敵がいなくなった途端に新たな波乱の兆しを見せる・・

鎌倉幕府の拠点六波羅探題の陥落を受け、後醍醐帝が京に還幸する。途中、鎌倉幕府の滅亡を聞き、帝は哄笑する。 功があった公家・武家を集めた宴が開催されるが大塔宮護良親王は叡山から出てこず欠席した。が、密かに親しい北畠親房邸に寄り、足利高氏追い落…

大河ドラマ「太平記」22話「鎌倉炎上」:主人公の登場はラスト3分のみ、残りは全て鎌倉攻防と北条氏の滅亡が描かれるという異色の回

全編45分のうち、主人公足利高氏の登場シーンはわずかラスト3分間のみ。巻頭から全て鎌倉攻防戦と北条氏の滅亡が描かれるという異色の回です。

大河ドラマ「太平記」21話「京都攻略」

丹波篠村で決起した足利軍は踵を返し京都の六波羅を攻める。六波羅は足利軍の裏切りに大騒ぎとなり、2日後には北条方は持明院統の天皇・上皇を担いで落ち延びていった。 同じ頃、上野国の新田義貞は高氏との盟約に沿い兵をあげようとするが思うように集まら…

大河ドラマ「太平記」20話「足利決起」

楠木正成ら叛乱武将に対する鎮圧軍の大将のひとりとして足利高氏は、北条家得宗北条高時らの見送りを受けながら京に向け出陣する。途中、足利一族の領地である三河にて一族・分家集まった中、高氏は北条へ戦を仕掛ける旨を宣言した。だが京の手前、不破の関…

大河ドラマ「太平記」19話「人質」:不誠実な高氏、柳眉を逆立てるを地でいく登子

後醍醐先帝が隠岐島を脱出した事は各所に伝わり動揺を与える。幕府はクスのみ正成ら宮方豪族の鎮圧のための出兵第二陣を送り出そうする中、幕府首脳の一人金沢貞顕は足利高氏の参加に強力に反対する。が、幕府を牛耳る長崎円喜・高資父子には別の思惑があっ…

大河ドラマ「太平記」18話「帝の脱出」:

NHK大河ドラマ「太平記」第18話「帝の脱出」:後醍醐先帝が配流先の隠岐島より脱出する。蠢動する反幕府勢力を鎮圧するため幕府は西国への派兵第二陣の検討にはいる。が、第二陣に足利高氏を含めるのかどうかで幕府内の意見が分かれていた。 高氏は義兄にし…

大河ドラマ「太平記」17話「決断の時」:”決断の時”と言いつつ決断のその時は描かれていない?

足利高氏は招かれ佐々木道誉を訪ね、道誉が長崎円喜・高資父子から隠岐の後醍醐帝を弑逆するように言われ、それを引き受けたことを知る。 高氏は長崎父子は足利が討つので道誉にはそれまでの間、後醍醐帝を護って欲しいと伝える。同席していた花夜叉には、楠…

大河ドラマ「太平記」16話「隠岐配流」:世情は乱れ、各人物の思惑が錯綜する

隠岐に配流となった後醍醐先帝の護送を担った佐々木道誉は数々の便宜を取り計らい先帝より感謝されるが、一方で鎌倉の長崎円喜・高資の聞こえるところともなった。 足利高氏は、幕府より禁じられた亡父貞氏の弔い法要を足利庄で行うが、出席した新田義貞らは…

大河ドラマ「太平記」15話「高氏と正成」:戦場から戻った彼らを待ち受けていたのは、かくも息苦しい世界であった・・

後醍醐帝は囚われ、楠木正成が籠もった赤坂城も落城する。 楠木正成の逃亡を助けようとした花夜叉一座は関で捕らわれ、足利高氏の前に引き据えられる。高氏は正成を指名して舞の披露を命ずる。

大河ドラマ「太平記」14話「秋霧」:かつての想い人との7年ぶりの再会に何を思うか?

楠木正成率いる楠木一党が籠城を続けていた河内赤坂城が落ち、楠木正成は伊賀に落ちていく。 落人狩りに従事する足利軍は伊賀に進軍するが、伊賀にはかつて高氏の前から姿を消した元想い人の白拍子藤夜叉が高氏の落し子不知哉丸とともに暮らしていた。

大河ドラマ「太平記」13話「攻防赤坂城」

NHK大河ドラマ「太平記」13話。 後醍醐帝が籠もった笠置山の山城は幕府軍の剽悍な御家人陶山某の奇襲によりあっけなく落城し、後醍醐帝は囚われる。 京に戻った足利高氏の元に若い公卿北畠顕家が現れ、実父北畠親房に会って欲しいと言ってきた。 一方、河内…

大河ドラマ「太平記」12話「笠置落城」

後醍醐帝が籠もる笠置山攻略のために集められた幕府の派遣軍の一翼を足利党が担っていた。 ただ高氏は弟直義に対して朝廷軍に対して弓の1本も射つつもりはないと告げる。 笠置山に入山した楠木正成は勝つ方法を問われ、一箇所に集まるのではなく、複数で火の…

大河ドラマ「太平記」11話「楠木立つ」:最後の最後まで挙兵を逡巡する楠木正成の姿に感情移入してしまった

京都を脱出した後醍醐帝は笠置山に籠もり寡兵ながらいったんは六波羅軍を退ける。驚いた幕府は鎌倉より大軍を差し向けようとするがその中には父貞氏を亡くしたばかりで喪中にあった足利家も含まれていた。 朝廷側も期待したようには味方にたつ武士がなかなか…

大河ドラマ「太平記」10話「帝の挙兵」:ここまでドラマを引っ張ったキャラの退場。力を増す長崎円喜のラスボス感!

時は1331年。鎌倉幕府の滅亡は1333年ですので大詰めです。今回、初期からドラマをひっぱってきたキャラが退場します。一人は高氏の父貞氏、もうひとりは朝廷方で高氏に大きな影響を与えた日野俊基です。ストーリー的にもまた演技としても見応えのある二人で…

大河ドラマ「太平記」4話「帝ご謀叛」:派手な場面はなく陰謀渦巻く暗い展開。セリフの情報量が多く聞き逃がせない見逃せない

大河ドラマ「太平記」第4話「帝ご謀叛」です。 前回までのあらすじ 窮屈な鎌倉を脱し京にきた足利尊氏と腹心の一色右馬介。お上りさん状態の高氏は、さっそく朝廷方の日野俊基の勧誘に会い、連れて行かれたのが近江国の守護で後に婆娑羅大名と呼ばれる佐々木…

大河ドラマ「太平記」9話「宿命の子」:”父のように迷うな!赦しがあれば天下を取れ!”

週刊「太平記」です。 前回までのあらすじ 結婚のお祝いをしてやるよ、というので新婚夫婦で宴会に行ってみたら、社長の前で、おべっか遣いの同僚に絡まれて昔の女の話を持ち出された。空気を読んだ賢婦が助け舟を出すが、悪ノリした社長に絡まれ、誰も止め…

大河ドラマ「太平記」8話「妖霊星」:後味の悪いエピソード。せめてもの救いは登子か?

前回までのストーリー 佐々木道誉(陣内孝則)に軟禁されていた藤夜叉(宮沢りえ)が”石”(柳葉敏郎)と一色右馬介(大地康雄)率いる黒装束による意図せぬ連携プレイで佐々木屋敷から救出されたところで足利高氏(真田広之)と劇的な再会を果たす。「そいつ…

大河ドラマ「太平記」3話「風雲児」:いろいろ役者が揃い始めた回。藤夜叉との件は宮沢りえがもう少しなんとかならなかったものか。周囲を喰いまくる演技の榎木孝明

NHK大河ドラマ「太平記」3話を扱った記事です。アップしていたサイトの引っ越しにあたって前の記事より若干変更をしています。また3~6話については話数の順番になっていない部分がありますがご容赦ください。

大河ドラマ「太平記」7話「悲恋」:幕府に尽くして身をたてるか、謀叛か、または夢の国への逃避行か?

前回までのストーリー 赤橋家との縁談が進む中、佐々木道誉(陣内孝則)は高氏に「藤夜叉(宮沢りえ)に子ができた」とささやく。藤夜叉に会えるように手引しましょう、と。 思い悩む高氏は腹心の一色右馬介(大地康雄)に思いを明かす・・このまま大人たち…

大河ドラマ「太平記」2話「芽生え」を見る

執権北条高時(片岡鶴太郎)主催の「犬合わせ」(闘犬)の場であくびをして退屈そうな顔を見せていた、というそれだけの理由で大勢の御家人や町方の人々が見る前で恥辱を味合わせられた足利高氏(真田広之)。屋敷にもどると弟直義(高嶋政伸)が北条一族か…