Their Finest Hour -歴史・ミリタリー・ウォーゲーム/歴史ゲーム -

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大河ドラマ「太平記」19話「人質」:不誠実な高氏、柳眉を逆立てるを地でいく登子

前回のあらすじ

阿波の海賊岩松某、伯耆名和長年といった宮方の豪族の助力を得、後醍醐先帝は配流先の隠岐島を脱出する。途中、渡し小船において、先帝の愛妾阿野廉子は、先帝の子を身ごもっていた小宰相を真冬の海へ突き落とす。

後醍醐先帝の隠岐脱出の話は各所に伝わり、動揺を与えた。
幕府は楠木正成ら宮方豪族の鎮圧のため第二陣の軍勢をを送り込もうとしていた。

幕府首脳の一人、金沢貞顕はその出兵第二陣に足利高氏を入れることを強力に反対する。が、幕府を牛耳る長崎円喜・高資父子には別の思惑があり、わざと足利家も出兵させようとしていた。

執権にして高氏の義兄でもある赤橋守時は足利家を訪ね、出兵に加わってほしいと依頼する。だが守時個人としては高氏の出兵は反対であり、二人が敵味方に別れて戦う夢を見た、と話す。
高氏は、万が一にでも敵味方に別れたとしても、守時には味方について欲しいと言うが、守時は、自分は北条の一族であり、北条家が腐っていたとしても、裏切る事はできない、と高氏に告げた。
守時の辞去後、高氏は足利一族総力をあげて出陣すると、家中に宣言する。

北条高時邸で、金沢貞顕は再び足利出兵の危険性を訴えていた。長崎円喜は、佐々木道誉を招じ入れ、もし足利が踵を返して鎌倉に向かった際には、佐々木が後ろから討つので、檻の中の犬も同然と豪語する。

会議後、長崎円喜は、隠岐島から後醍醐先帝を逃した責任を果たせ、さもなければ鎌倉にいる一族を殺すと道誉を脅す。

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持久戦

楠木正成軍による千早城籠城も2ヶ月を超えていた。
隠岐島からの後醍醐先帝脱出の手伝いからの帰路、”石”(柳葉敏郎)は城外で、休息中の六波羅軍の一隊をゲリラ的に攻撃する楠木正季赤井英和)の手勢に出会う。

休んでいた六波羅軍の将兵が遊女を陣中に引き入れている描写は生々しかった。ただ、ロケ地とセットが貧弱すぎて現実感がなかったのが残念。
かつて京都に向かう足利軍も陣中に猿楽や女を引き連れているのが描写されていたし、説明こそないが、細かい部分の考証は行われている点が良い。 

勝利に湧いて城に戻った正季らは楠木正成武田鉄矢)の叱責にあう。

「・・討って出れば、腹が減る。怪我をする。ここは持久戦じゃ。堅く守って一日でも長らえる。それがわからんか、愚か者!

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城内では食料に不足しはじめ、蛇やカエルの干物を食べる様子が描かれる。

正成は”石”を招じ入れ、報告を求める。

「帝は、帝はどうされた?」
「・・隠岐を出られ、伯耆の国の名和様のお城にお入りになられました。」
「名和殿の城へ・・帝は隠岐を出たもうたのか?」
「出たもうたです!」

 

代わって包囲側の六波羅軍の描写。
包囲が長引く中、御家人手弁当で参陣しているため、不満が鬱積し、戦意が低下している様子が描かれる。

休息中で三々五々に座り込んだり相撲をとっていたりする軍勢の中で貧相な御家人の一人が嘆いている。
「考えてもみ?ワシは家来を十人も連れてきておるのじゃ。日々の米代だけでもバカにならない。持久戦、持久戦というがその掛かりはこっち持ちだからじゃのう。」
別の武者が応える。
「左様、病と偽って国元に帰るものがおるそうだが、気持ちはよーわかるわ。」
「ワシもその病にかかってみたいものじゃ」

「まことに難儀でござりまするなぁ」
座っていた武者達の中からやおら立ち上がったのは、具足師龍斎こと一色右馬介大地康雄)。

「この難儀に加え、隠岐島では先の帝がお逃げあそばされたと申すではありませんか」
「なに?」はじめて聞く話に耳をそばだてる武者たち。
「先の帝は西国で兵をお挙げになるとか、諸国の御家人衆が次々に帝に馳せ参じておられる由。こんなところにいては時代の流れに取り残されてしまいましょうぞ」
「それは真か?」とさきほどの貧相な御家人
「おや、ご存知ではござりませんでしたか?あははは」と言い残して立ち去る右馬介。

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次に右馬介がいざなわれてきたのは新田義貞根津甚八)の陣。
右馬介は義貞に高氏からの書状を渡す。
「・・折り入ってお話仕りたき儀これあり。急ぎ見参仕りたき候」

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足利の出兵

3月内での出陣のため各地の足利一族が続々と鎌倉に参集してくる中、高氏の西国への出陣にあわせるように、母清子は足利庄に先々代家時の墓参りに出立することとなる。

清子は別れ際、言い残す
「・・この地蔵菩薩はこの世の修羅から人をお救いになるありがたい仏様じゃ。しばしの別れになる故、母より印としてそなたに預け置く。修羅に向うて旅立つそなたに、愚かなと思わぬではないが、闇夜に光が欲しいと思う時があろう。この御仏も長旅の杖となるやも知れぬ。どうぞ母のためと思うて、お持ちくだされ。お守りじゃ。・・ご武運を・・」

ただならぬ清子の様子を驚いて見ている登子。そしてそれは後に爆発する。

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高氏は、妻登子(沢口靖子)にいっしょに京に行こうと誘いをいれる。

出陣に際して妻子を伴うという話は、長崎円喜フランキー堺)・高資(西岡徳馬)父子に聞こえるところとなり、「念には念をいれたがよかろうぞ」ということで高氏は得宗北条高時片岡鶴太郎)の呼び出しを受ける。

「こりゃ、表をあげぇ。聞いたぞ、足利。戦に妻子を連れていくそうじゃな。そりゃ真か?」高時が聞く。
「はっ」平伏で同意の意を表し、高氏は「その儀につきまして・・」と口を開くが、高時の言に邪魔をされる。
「足利の虫食い瓜は顔に似合わず、中身が甘い。ワシはかねてからそう申しておった。のぅ、円喜?この甘い事。妻と子を戦につれて参るそうじゃ。甘いのぅ?」

虫食い瓜の例えはかつて登子と結婚した直後に呼ばれた宴席で同じく高時にそういわれてからかわれていた、因縁の呼び名だ。

「未だかかる話は聞いたことがこざりませぬ」やっぱり以前と比べると喋り方が老いた円喜が言う。
「こりゃ、足利。さほどに妻子がかわいいか?」
「はっ、かわゆうございまする」生真面目に答える高氏。

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「あ、そぅ。」珍しいものを見るかのような表情の高時。続けて聞く。
「そちの子はいくつであった?」
「4歳になります」
「他には? 他に子があろう?」
「ござりませぬ」
きっぱりとした高氏の答えに座の者たちの失笑が漏れる。真顔で高氏をにらむ高時。周囲の笑い声が大きくなる。
きぇっ!、足利、犬猫ではあるまい?己が産ませた子を忘れるヤツがあろうか!
奇声をあげて立ち上がり、高氏に歩み寄る高時。
佐々木判官から聞いておるぞ。そちは伊賀にもうひとつ子がおるはずじゃ。いないというかっ!
にわかに動揺する高氏。

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これ、足利殿、その儀はこの座のものはみんな知っておるのじゃ。
マウントをとることなくいつになく俗な言い方をする長崎高資に、口をへの字に曲げやりとりを眺めている長崎円喜
神妙にお答えなさい!
あぁ、やっぱりマウントとってくるのね、という高資の怒鳴り声。

原作の私本太平記では、藤夜叉は子の不知哉丸を高氏に引き合わせようとして何度も足利邸を訪ね、その度に高氏から冷たい仕打ちを受けるという場面があった(少々うろ覚え)。ドラマでは藤夜叉は戦嫌いで不知哉丸を侍などにはしないと、高氏にとってはものわかりのよい設定になっていたが、ここで来たかという印象。そういう意味で原作の佐々木道誉はもっとゲスだし、ドラマはいろいろとソフィストケートされていると言ってよいのかもしれない。

まこと、伊賀に男子がひとり、あるにはあるのでござりまするが・・
「それ、みい?、その子もかわいいか?」高氏に顔を近づけて聞く高時。
その男子は仔細がござりまして、庶子ともせず、家にもいれておりませぬ。
「かわいいか、と申しておるのじゃ。」
「はっ」答える高氏。
「かわいいものは他人に触れさせとうないものじゃ。大事に大事に手の内に置いておきたい。のぅ、足利殿。ワシの母御前がそうじゃ。この出来損ないの高時が可愛い故、そりゃ、頭が痛いか、どこぞが苦しいか、政(まつりごと)はああせよこうせよ、いつまでたってもそばからお離しにならぬ。存外、子はそれが煩わしいものじゃ。さほどに大事にされては息が詰まる。子も妻もみなそうじゃ。いくらかわいいとて、戦に連れて行くのはいかがであろうのう?・・・妻と子は鎌倉に置いていけ。この高時が預かる。伊賀の子も我が手のものに迎えに行かせよう。大事なものは皆この鎌倉に預かろうそれが子のため、そなたのためじゃ。のぅ」

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高時は急に立ち上がると元の座に戻り、衣を被ると真っ直ぐに前を見据え茶をすすりはじめる。

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「おそれながら!」追いすがるような高氏の声を円喜と高資が高圧的に押し止める。
「異存はあるまいのぅ?足利殿」
「異存、あるまいの?」

硬軟とりまぜて3人がかりの有無を言わさぬ攻撃に高氏が手も足もでなくなる図。
高時は以前より賢いのか愚かなのかわからなかったが、もしかすると誰よりも本質に迫ることができる目は持っていたのかもしれないという様子。
ころころと変わる高時の心情を表現した片岡鶴太郎の演技が素晴らしい。

 

人質

にわかに降り始めた雨の中、小物や女中が右往左往する足利屋敷。いきり立っているのは弟直義(高嶋政伸)。

「兄上、それは人質ではありませぬか。御台様も千寿王殿も人質として残せ、と言われて、お受けなされたのか?幕府始まって以来、百数十年連れ添ったこの足利を、人前で信用できぬと公言されたのじゃ。北条がはっきりそう申したのじゃ。
兄上!、人質なぞ出すに及びませぬ。これ以上、北条に耳を貸すことなどござらんわ!」
「左様、このまま構わず鎌倉を出るまで」「如何にも!」
「北条ごとき、恐れぬに足りん!」「恐れぬに足りん!」口々に言う居並ぶ足利家臣。
「待たれよ!」押し留めたのは高師直柄本明)。
「何を根拠に北条殿を恐れるに足りぬ、と申される。この鎌倉の我が方の兵はたかが三百。北条は万の数じゃ。向こうがその気にならば、我が方は即座に討ち滅ぼされようぞ!」
「師直、その程度の理屈は皆わかっておる。我ら気持ちを申したのじゃ」
「気持ちで北条殿は倒せませぬ!!」
「何!!」
北条殿が人質も申せば人質を出し、戦に行けと申せば戦に行く。今の我らにそれ以外の道はありましょうや

情誼で動く直義、理屈で動く師直。ゆくゆく大きな諍いを起こす二人によるかなりの剣幕での言い合いになる。
ここまで黙って聞いている高氏。

何はともあれ、この鎌倉を出る。何事もそれからの思案のことと存じまする
「ワシもそう思う」同意する高氏。
「他に道はない」

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それぞれの覚悟

怒りともなんとも言えない反応を返したのは得宗高時の屋敷に預けていくと言われた登子。ここまで夫をたてものわかりのよい描写しかなかったので、反応が珍しい。
「・・都見物はよろしゅうございまする。それより何故得宗殿に?何故、私や千寿王殿が得宗殿に預けられまする?」

いや、やはり怒ってますね。肩口や口元がいまにも震え始めるかどうかといった様子。
登子から和歌集らしき書物の綴がこぼれ落ちたところを見ると、都見物を楽しみにしていたことが伺える。

さほどまでに北条家は足利をお疑いなのでございますか?何故でございます?殿は何をお考えです?母上様は旅立ちの折、何故あのように別れを惜しまれました?殿は近頃、何をお考えです?私が赤橋の妹ゆえ、仰せになれぬことでしょうか?私は足利高氏の妻でござります。殿のご一生が、私の一生。どうぞお隠しくださいますな。こたびの戦で起こりまするのか、お教えくださいませ。

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今まで言えなかった事とばかりに一挙に口に出す登子。
さすがにごまかせないと思ったのか高氏が口を開く。

「昔、神がおわす山へ行き、御神体を見たことがある。小さな醜い木切れであった。なんとしたこと、神とはもそっと美しいものと聞いておった。美しい故、そのためなら命を捨てても良い、と。そういうものだと。こんなもののために一生は賭けられぬ。
元服の折、武士で一番のお方と言われる幕府執権殿を見た。その時も木切れと同じと見た。醜い、と思うた。神のごときものではない。京へ行き、初めて帝を拝した。初めて美しい、と思うた。・・その御方と戦え、と北条殿が仰せられる。この先どうなるか、もはやワシにもわからぬ。そう申す他はない。・・ただこれだけは申しておく。ワシはそなたを長う離してはおかぬ。そなたはワシの宝ぞ。いかなることがあろうとも、ワシはそなたを手放さぬ。そなたは・・、そなたの一生は、この高氏の一生ぞ。・・よいな。」

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見つめ合ったまま、ゆっくりとうなづく登子。
「もう少しでうまく綴じられたのに・・。糸が切れてしもうて・・」
「殿!」ばらまかれた紙面を集める高氏の背中に抱きつく登子。
「登子」 泣き出す登子。

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伊賀。
藤夜叉の家を久方ぶりに訪ねる右馬介。
二人に三河の一色村に避難するように伝える。

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宿願

平塚で密かに落ち合う高氏と新田義貞
「それがしは北条殿と戦をいたしまする。そう決めましてござりまする。その儀につき、お話をいたしたい。」
「勝ち目はござるか?」
「皆目見当がつきませぬ。」
「兵の数は?」
「北条殿にはるかにおよびませぬ」
「それは困ったものにござる。」
「困ったものにござる。」
高氏のきっぱりとした物言いに、少しだけ顔を緩ませる義貞。
「されど、今の世にもはや我慢がなりませぬ。幼い頃、新田殿と渡良瀬川でケンカをいたし、”ゆめゆめ北条の犬に成り下がるな”、と。”北条は我らの敵”、と。そう言われて15年。この15年、その新田殿の気概に負けてはならじ、とそう思うて。この足利高氏、今日あるは新田殿のおかげじゃ。それ故、是非に申し上げたかった。この戦、勝ち目があるかどうかもわかり申さぬ。兵の数も足り申さぬ。だが申し上げたい。共に戦こうていただけませぬか。共に戦こうていただけるなら、いかに戦うか、戦の仕方などお話いたしたいと存じ、参上仕りてござりまする。」
・・長い間、この時を待っておりました。我らは源氏。北条との戦は望むところ・・

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 感想

今回は絵的に、またストーリーとしても見どころが多いエピソードであった。

今日の鎌倉組

やはり鎌倉組は面白い。今回は北条高時がよかった。見事な連携攻撃を見せた北条高時長崎円喜・高資による高氏に対する追い込み。特に高時の素なのか、演技なのかわからない様子は見ていて飽きない。気分がコロコロ変わる高時を演じる片岡鶴太郎は素晴らしかった。

藤夜叉の事、高氏のアキレス腱

藤夜叉、不知哉丸の件は本文中にも触れたように原作の高氏はなにもここまで冷たくしないでもいいのではないかと思えるほどの冷淡な扱いをする。ドラマでは藤夜叉がいくさ嫌いであることを理由に高氏に近づこうとしないという高氏にとって都合が良い女性に描かれているため、原作のような酷い男にはなっていなかったが、今回の高氏の反応はなかなかに微妙なところではあった。
まぁこういう家庭のことをずけずけと言ってくるのは、この鎌倉組+佐々木道誉くらいのものだろう。

高氏が藤夜叉の存在を隠すのも、ドラマの中の解釈では戦嫌いの藤夜叉が望んでいないからというなんとも良い人の理由にされてしまっているが、これというのも大河ドラマ主人公はキャラの造形として、卑劣なことはできないという制約を受けているのかと思う。当方としては藤夜叉に対する高氏のスタンスは原作準拠でやってほしかったなぁ。別に主人公だからって完成されていなくてもいいんじゃないか。

不誠実な高氏君

柳眉を逆立てるというのはこういう顔のことを言うのだと今回みとれてしまったのが、登子が高氏を問い詰める場面。若干メイクが厚めだったのが残念だったが、ずっと見入ってしまった。
今まで夫を立てる聡い賢妻を演じてきた登子だが、今日は今までのように受け流すことはできなかった模様。それでも切れる一歩手前で抑えていたのは良かった。また沢口靖子の演技もそれなりに良かった。

まぁそれは良いとして、この登子の詰問に対する高氏の答えはどこか煙に巻いたようなところがあった。肝心な事は言っていない、というか悟れ、といった風。
まぁ聡い登子はそういうのも込みで納得したのかもしれないが。京都行きを楽しみに歌集を綴っていた登子はいじらしかったな。

さてここで問題はこの後、鎌倉に戦火が迫る中、どうやって脱出させるのか、といったところか。

萩原健一根津甚八、はたまた新田義貞足利高氏の盟友だったのか?

新田義貞役が当初数話での萩原健一から根津甚八に変わった訳だが、今回のエピソードほど萩原健一でなくて根津甚八でよかったと思ったことはない。絵面として高氏と向かいあわせた時に萩原健一では一癖二癖ありそうで信頼度が段違いに違う印象を受ける。もちろん萩原健一の何をしでかすのかわからないという雰囲気はそれはそれで貴重なのだが、今回の場面では与える印象が違ってしまう。信頼度という意味ではタダでさえ信頼度が低そうな佐々木道誉というキャラもいるので(ただ道誉は自分よりも強いものや逆境に弱いという弱点もあるが)。

今回の場面で思ったのは新田義貞足利高氏はここまで盟友だったのか、という点。確かに新田義貞は挙兵後、高氏の長子千寿王を旗頭にしているのでなんらかの連絡は会ったのだと思うが、ドラマの中の描き方では対等な盟友として描いてあるのが気になる。

 

 

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