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「STORM OVER DIEN BIEN PHU」(MMP)を対戦する(第2戦)(2/2)

ディエンビエンフーの戦いを扱った「STORM OVER DIEN BIEN PHU」(MultiManPub)を対戦した。今回はその後半戦です。

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5ターン(4月10日~4月16日)・・・飛行場の陥落と奪還

このターンの焦点は引き続き、飛行場北側(エリア16)と、ドミニク陣地(エリア17)だった。

エリア16に対して北ベトナム軍はカチューシャロケットを含む砲撃を3枚(イベントカード)に渡って続け、守備側ユニットをすべてステップロスさせた上、満を持して前線部隊により「強襲」させた。飛行場の一角が占拠される(エリア16陥落)。

フランス軍はそのターンのうちに「COUNTER ATTACK:反撃」(イベントカード)を用い、周囲の部隊を集結させて反撃を実施、奪還した。
残り3ターンになり、北ベトナム軍はフランス軍の南方陣地エリアに取り付けていない。
このターン、フランス軍は「補給チェック」に失敗。すかさず北ベトナム軍はエリア16を補給切れエリアに指定した。これにより、エリア16を奪還したフランス軍ユニット群はステップロス状態を回復できないまま次のターンに突入することとなった。

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5ターン終了時。
飛行場北側(エリア16)はいったんは北ベトナム軍に占拠されるが、続くインパルスにフランス軍はカードも用いた反撃を実施し撃退、奪還した。
エリア16、エリア17はここまで幾度となく北ベトナム軍を退けたのだが、完全に消耗戦になっていた。同じ消耗戦ならば部隊数が少ないフランス軍はいつか競り負けてしまうのは必至。そろそろ見極め時だったかもしれない。

 

6ターン(4月17日~4月23日)・・・ついにエリア16、17の陥落

手元に保持できるカードは各々の軍についてターン毎に保有可能枚数の上限が決まっている。毎ターンはじめのカードドローのタイミングで上限枚数に満たない場合、カードのドローが可能な訳だが、この頃になるとカード保有可能枚数は完全に北ベトナム軍のほうが多い状態になっていた。
カードが多いとそれだけ使うことができるカードプレイのバリエーションが増える、手数が多いということになる。

飛行場北側(エリア16)へはまたもや砲撃が実施される。続く「強襲」により、ついにエリアを明け渡すこととなった。
エリア17は前ターンの「補給チェック」で無補給状態にさせられたため、ステップロス状態のユニット群が回復できないまま、「強襲」を受ける。後方から部隊の投入をするものの攻撃を押し止めることはできず、このターン、2回目の「強襲」により陥落した。

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6ターン終了時。
前ターンからの「補給切れ」によりステップロス状態を回復できないまま、手数が多い(カード枚数が多い)北ベトナム軍の度重なる砲撃、「強襲」によりついにエリア16、17の両方のエリアは失陥した。
長らく戦線が動かなかったため、北ベトナム軍は一度作った「塹壕」から何度も出撃することができた。度重なる戦闘に部隊数が少ないフランス軍がついに押し切られた格好となった。

 

7ターン(4月24日~4月30日)・・・出血の果て

少々、飛行場とエリア17でがんばりすぎた。後方の予備隊を次々と前線に投入した結果、フランス軍全体がすでに甚大な損害を受けている状態。残ったエリアの防御部隊ユニット数は非常に心もとない状態になっていた。
一方で北ベトナム軍の立場になると残り2ターンで3エリアを奪取できるかという状態になっていた。
また前線が動いたことにより顕著になったのが、北ベトナム軍歩兵の足の遅さ。移動力が2しかないため(また移動するとそのターンは活動済になってしまう)、前進した前線に到達できない部隊が散見されたのだ。

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7ターン終了時(北ベトナム軍は補給前なのでステップロス状態にあるが回復予定)
前のターンに一挙に前線が動いたため北ベトナム軍は急ぎ塹壕を設置し、南方エリアへの「強襲」を実施。フランス軍の予備は払底しており各エリアは薄く守備されているのみになっている。北ベトナム軍は最後の攻撃に向けて部隊を集めようとするが、移動力が小さく(移動力2)、前線に追いつけない。
あと1ターンで3エリアを奪取できるか?

 

8ターン(5月1日~5月7日)・・・北ベトナム軍最後の突撃

このターン、北ベトナム軍は「強襲」を実施できるエリアのすべてにおいて、投入できる全部隊を突入させた。フランス軍ももはや十分な兵力はないため「強襲」を受けて持ちこたえるだけの部隊ユニットを備えたエリアは存在しなかった。
北ベトナム軍はこのターン、勝利条件エリア2エリアを奪取し、合計5エリアを確保するものの、2エリア足りないという結果になった。

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8ターン
北ベトナム軍ははじめて南端エリアに増援を集め、防御が薄くなったフランス軍の陣地の南端エリアを攻撃する。フランス軍守備隊は後退し、1エリアを失った。
もうひとつ、攻撃を集中したエリアが陥落。

 

感想戦

北ベトナム軍の作戦・・・分散か集中か

前回当方が北ベトナム軍を担当した際は主攻軸とは別にフランス軍を包囲するように、南方の陣地深くまで部隊を展開させた。これによりフランス軍は全方位からの攻撃に耐ええるように部隊を分散させる必要がでてくるのではないかと考えたのだ。
ところがこの作戦は、当初豊富な部隊数を誇った北ベトナム軍も終盤に兵力をへらす中で、個々の攻撃拠点での兵力が減りすぎ、十分な衝力を持った攻撃ができなくなったことで、息切れ寸前となった印象がある。

今回、Dさんの作戦は北ベトナム軍をむやみに分散させるのではなく、集中した3~4個の主攻軸を作りそこにフルスタック9個を常に配置することで一定の攻撃衝力を最後まで維持したことである。
フランス軍側の後退が遅れ消耗戦に陥ってしまったというミスもあいまってこの作戦は有効に機能したように思う。

 

また分散方式ではいくつもの箇所で塹壕設置の作業を行ったり、塹壕設置等のカードリソースを使ってしまう一方、主攻軸が集中できれいればこうしたカードリソースの利用も集中化でき、効率的に攻撃をすすめることができるとも言える。

 

フランス軍の作戦・・・遅滞行動、いつ後退するか、戦線への固執は避けるべき

最初フランス軍は遅滞行動を取ると言っておきながら、途中、消耗戦に陥ってしまったのは最大の失敗であった。戦線が動かないため、北ベトナム軍は新たに「塹壕」を構築する必要もなくなり数ターンに渡って「強襲」を連続して実施することができた。消耗戦に陥ってしまい、ユニット数に劣るフランス軍は有効な部隊数を維持できなくなってしまった。せっかくの緒戦のリード部分を食いつぶしてしまい、最終的にはギリギリのところでかろうじて勝利条件を収めたといったところだ。

教訓はフランス軍はたとえ戦況が悪くなくても、段階的に後退を行うことで、北ベトナム軍に絶えず前線を動かさせ、「塹壕」設置の手間をかけさせる必要があった。

結論

エリアインパルス方式ということもあり、ゲーム的な様相を示すというのも事実なのだが、プレイは白熱する。両軍とも選択できる作戦種類が複数あるなど、また機会があれば挑戦してみたい。

 

(終わり)