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COMBAT INFANTRYを試す(1)

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2019年5月のゲムマで入手したもののその後、手付かずだった「COMBAT INFANTRY」にようやくトライできた。

舞台は1944年ノルマンディ上陸作戦後の西部戦線。1ユニットは分隊単位、1ヘクスは100mなので、ASLの40mより大きく、パンツァーブリッツの250mよりも細かいというスケール。

特徴はユニットが積み木であること。

古くはアバロンヒルワーテルロー以来、積み木ユニットの存在は知っていたものの、プレイするのははじめ。サイズ的にもユニットがもっとおもちゃっぽいのかと思っていたが、想像以上に質感は良く好印象。

素材がプラスティック製ではない木製というところや、サイズ的が将棋のコマを少々小さくした程度という点も作用しているのかもしれない。

 

シナリオ1を試してみた (並べてみた)

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写真は最初のシナリオW1の初期配置した様子。

写真上方向、海岸に並べられた緑色のユニット(アメリカ軍)というところから推察されるように、ノルマンディ上陸作戦の一場面といったシチュエーション。

両軍とも1個中隊規模の歩兵と指揮官/司令部ユニットをいれて、15個ずつという編成(1個小隊=3個分隊+1個指揮官ユニット、1個中隊=3個分隊+1個中隊司令部+中隊付迫撃砲分隊重機関銃分隊、計15個)

さらに大隊から派遣されたランダムに選ばれるユニットがドイツ軍は3個分隊アメリカ軍には大隊から増派された6個ユニットに加えさらに航空支援と番外砲撃が加えられる。大隊から派遣されてきた部隊はランダムで、カスはカスなので結構な運任せ。

結果ドイツ軍の3個は4号戦車、プーマ、80ミリ迫撃砲の3個、一方のアメリカ軍は工兵2個分隊*1M4シャーマン重機関銃を搭載したジープが2ユニット、57ミリ対戦車砲の6ユニット。内容的には数は少ないとは言え、ドイツ軍のほうがよい印象。

マップサイズがコンパクト(今回はさらに通常のマップの半分)なので、机の上にも並べることができる(これは大きい)。今回のようなハーフマップではなくてもまだ机の上で展開できそうだ。

積み木ユニットはおもちゃっぽくはないとは言ったものの、実際に並べてみるとぎゅっと凝縮されたミニチュア感が強い。そう、立体的なユニットになったとたん、戦車や歩兵のミニチュア模型をユニットにして遊ぶ、ミニチュアウォーゲームってこんなんだろうなという雰囲気になる。

マップのデザインや構成もミニチュア感を増す。小さなマップに海岸があってすぐに町や民家があって、橋や川があって、ボカージュも存在してという構成、さながら鉄道模型ジオラマで小さなジオラマ世界の中に駅やトンネルや鉄橋などがぎゅっと凝縮配置されているのを見ているのに近い。

ユニットの配置の自由度は小さい。まぁこれだけ小さなマップなので自由に並べているスペースはないのだろう。

 

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*1:工兵は火炎放射器をもっており近接攻撃能力は優れている。